続・ゾロのそぞろ歩き

世界一周ゾロのそぞろ歩きの続きです

”Excuse me, can you speak English?” 最終回

 

 

 


”Excuse me, can you speak English?”

 

そこから始まる数え切れないほどの物語がこの世にはある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

”Excuse me, can you speak English?”

 

それは行動に移した者だけが紡ぐことが出来るストーリー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Queena(仮)のLINEが消え去ってしまい、かなり落ち込んだわけですが、落ち込んでいても仕方ないし、何より初めての声掛けだったわりに、思ってた以上に反応が良かった事が、ボクをさらに前に押し進めてくれました。

その数日後に、ボクは今出来る最大限のオシャレをして、初めてガッツリと3時間、ストリートナンパに繰り出しました。

やはり最初はビビってしまい、なかなか声を掛けることが出来ませんでした。

というよりも最終目的が理想の彼女を作ることだったので、本当に綺麗な女性のみにターゲットを絞ったことで、よりいっそう声を掛けれないという事態に陥ってしまいました。

そしてようやく自分好みの綺麗な女性を見つけても、やっぱりビビってしまい声を掛けれなかったりしました。

これじゃダメだ!と自分に喝を入れ、勇気を出して1人目に声を掛けてからは、意外にもその後はどんどん声を掛けれるようになりました。

やはりガン無視されたりして恥ずかしい思いをしたり、ショックを受けたりもしましたが、結果的に3時間で14~15人ほどに声を掛けて、4人からLINEをゲットすることが出来ました。

ストリートナンパの凄いところが、その4人全員がもれなく自分好みの美女ということでした。

自分の目で見て声を掛けてるわけですから当たり前と言えば当たり前なのですが、とにかくボクはストリートナンパの圧倒的なパワーと可能性と効率の良さをヒシヒシと感じました。

しかし一方で、ものすごく心労がハンパなくて、身も心もグッタリでした。ナンパって想像以上に疲れるということを知りました。

宿に帰ってからは大興奮でシンタロウ達に結果を話し、LINE交換した美女達の写真を自慢気に見せて、まるで天下取った武将のような顔で

「時代はストリートナンパやでお前ら!」

鼻を膨らませて酒を飲みながら語っていたように思います。

もう確実に声を掛けれるようになった自分に酔いしれていたのだと思います。

ナンパって何て楽しいんだと。

まるで今までの人生が180度変わったかのような気持ちでした。

ところが現実というのはそう甘くはないもので、LINEを送ってみたものの、返事が帰ってきたのは1人だけでした。

ボクは懲りずにその後も暇を見つけては2時間、3時間と街へ繰り出しストリートナンパを続けました。

でも実は毎回毎回、ナンパに出る前はかなり躊躇していました。

やはりナンパって心労的にも肉体的にもめちゃくちゃ疲れるからです。

そして実際にあれこれ理由をつけて自分に言い訳してはナンパに出ないこともままありました。その度にボクは何て自分はあかんたれなんだと自己嫌悪に陥ったりもしました。

でも自分を奮い立たせていざ思い切って出てみれば、毎回毎回何人もの美女とLINEを交換することが出来て、宿に帰っては有頂天になってみんなに自慢していました。

ところがやはり現実は厳しくて、何人もの美女とLINEを交換してメッセージを送っても、そのほとんどからは返事が返ってきませんでした。

それはもう一喜一憂の毎日でした。

ある時ボクは気づきました。

まずボクは声を掛けれるようになったその自分の行動力に酔いしれて満足してしまっていることに。

次にLINEを交換出来たことに満足してしまっていることに。

でも目的は声を掛けることでもLINEをゲットすることでもなく

あくまで

”理想の彼女を作る”

ことでした。

LINEをゲットするのはあくまでその過程であり、そんなことくらいで満足してしまっている自分に、まるで天下を取った武将のような顔でみんなに自慢している自分に、ボクは嫌気がさすと共に、恥を覚え、これじゃダメなんだ!と猛烈に反省しました。

そして

(何がダメなんだろう?)

と、もっと真剣にストリートナンパと向き合うことになりました。

ーーそもそもボクは理想の彼女が欲しくてストリートナンパを始めたけれど、自分は理想を求めるクセに、ボク自身は女の子から見て理想の男性なのか?

違う。

ぜんっぜん違う。

じゃあまずは自分が女の子から見て理想の男性に少しでも近づいて行こう!

そう思い、まずは外見から!と、美容院に行き髪を染めてカットしてもらい、服屋さんに行き清潔感のあるシャツを買い、靴屋さんに行き綺麗な靴を買い、フレグランスを買い、毎日きちんと髭を剃って、鼻毛を処理し、眉毛を整えて、フリスクミンティアを持って口臭に気をつけて、とにかく全体的に清潔感を意識して身なりに気をつけるようになりました。

定期的にジムにも通って体を鍛えるようにもなりました。

そして街に出てストリートナンパを繰り返して行くわけですが、もっと女の子が興味を持ってくれる話題を、喜んでくれる話題を、楽しんでくれる話題を模索して、声を掛けて話し込んで行くようになりました。

やがて声を掛けたその場から、そのまま女の子と一緒にカフェやバーに行くことが出来るようになりました。

その場でカフェやバーに一緒に行った女の子からは、やはり一度話し込んで仲良くなっているので、その後のLINEのやり取りでも返信が無いということはまずありませんでした。

そしてその場でカフェやバーに一緒に行けなくてLINE交換だけして別れた美女達からのLINEの返信率も上がってくるようになりました。それは声掛けの段階で出来るだけ話し込むことを意識し、まず先に次に会う約束と日時を決めて、そして最後の最後にLINE交換をするという手順を踏むようになったからだと思います。

そうなってくると必然的に後日会ってデートをする回数も増えました。

いきつけのカフェやバーができ、いつしかボクの行動はルーティン化していくようになりました。(日頃から雰囲気の良いカフェやバーを探す努力も怠りませんでした。)

やがて少しずつ結果が出始めるようになりました。

週2日だけ出ていたバスキングもままならなくなり、台北滞在の最後の1~2カ月間は、ほぼ毎日、女の子とデートを楽しんだり街に出てストリートナンパを繰り返すようになりました。

この頃には毎日欠かさず2種類の亜鉛サプリを飲むようにもなりました。

シンタロウ達と遊んだり麻雀したりしてる間も、常に女の子達とLINEをやり取りしている状態が続きました。

そして最終的には、いわゆる”キープ”と呼べる、そんな美女達が、1人、2人、3人と増えていきました。

それは紛れもなく

真剣にストリートナンパと向き合い

一生懸命、”自分を磨いた”結果に他なりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

~まとめ~


ボクは台湾での数カ月間、今までの人生で間違いなく全力で女の子に対して真剣に一生懸命向き合って頑張りました。(細かく書くとキリがないのでほとんど省いてますが、ありとあらゆる試行錯誤と努力を繰り返しました。)

お金も時間も労力もかけて、女の子に対してここまで頑張ったことは今までの人生でなかったと思います。(決め事として絶対に女の子にはお金を出させませんでした。)

そんなボクの経験を踏まえた上でのナンパに対する考えなのですが

言ってしまえばナンパは確率の問題に他ならないのだと思います。

たとえばですが、今ここに100kgのデブでハゲ散らかした鼻毛ボーボーの脂乗り切ったおっさんがいたとしましょう。

そんなおっさんでも街に出て諦めずにナンパをすると、1万人に1人くらいの確率で成功するのがストリートナンパだとボクは考えます。

なぜなら世の中にはそういうおっさんが好きな女の子も必ずいるからです。

でもおっさんも人間なので、声を掛け続ければやがて成功すると分かっていたとしても、さすがに1万人に行き着くまでに心がポッキリ折れてしまうことでしょう。

じゃあ仮におっさんが頑張って80kgまで痩せて、鼻毛を切って、ニット帽やハンチング帽なんかでハゲを隠してナンパに出たとすると、1000人に1人の確率でナンパが成功するようになったりするものだとボクは考えます。

さらにおっさんもっと頑張って60kgまで痩せて、軽くソフトマッチョになって、清潔感、サイズ感ぴったしの服を着て、オシャレな靴を履いて、眉毛も鼻毛も髭もきちんと処理して顔を整えて、微かに香る良い匂いの香水をつけて、背筋をピンとして自信に満ち溢れた態度で堂々とナンパをしたとすると、途端に100人に1人の確率で成功してしまうようになるのがストリートナンパだと、ボクはそう思うのです。

繰り返しますがナンパというのは単純に確率の問題であって

”いかに確率を上げていくか?”

これに尽きるのだと思います。

そしてけっきょくのところ、確率を上げていく一番の方法としては上にあげたおっさんの例のように

”自分を磨くこと”

これ以外にはあり得ないのだというのがボクの考えです。(これは自分の外見を磨くということだけではなく、女の子の心を読んだり、女の子の気持ちを理解したり、女の子の話にリアクションしてきちんと共感したりするコミュ力なども含まれます。)

つまり

ナンパ=チャラい

その裏側に実は

ナンパ=究極の自分磨き

という誰も知らない、ボクも知らなかった、隠された式が成り立っていたのです。

そして世間一般で”チャラい”と見なされているナンパ師と呼ばれる人達は、実は人一倍、誰よりも努力を重ねて自分を磨きを続けている人達だったのです。

そして

ボクも

ナンパという手段で

究極の自分磨きをした結果・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


7キロ太りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


けっきょく彼女出来ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

ゾロ=チャラい

 

もうそれでいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり